被害者意識を捨てる 4
そして瞬時にして自分を被害者に仕立ててしまったのです(自分のほうが間違えたにもかかわらず、です)。
なぜかというと、すでにこの時点でわたしのプライドは彼女の怒りの前でとても傷つきやすくなっていたからです。
もちろん、この思いはわたしのまったく勝手な解釈ばかり。
では仮にその瞬間、別な思いをもったとしたらどうでしょう?
ちょっとここでシミュレーションしてみましょう。
たとえば「それ、わたしのカートです」とこの人が言った時点で、「なんだろう、この人は?それにこの副店長は何しに来たんだろう」
「この出来事は次の説教のときに使えるぞ」
「この女性はこんなことでこんなにもいきまいている、いったいどういう人生を送っているんだろう?」
「ああ、青空が美しいな、こんなくだらないことはすぐに終わるさ」
「もしこの人がものすごい美人のモデルだったら、自分は今、どう反応するだろう?」・・・など。
これらの思いはみな、それぞれ別な感情を生み出す元となっていたことでしょう。
同様に、もしこの女性がわたしを超ハンサムな紳士と見間違ってくれていたら、あんなふうにはカートを奪い取っていかなかったと思えるんですが・・・。