国際貿易と国際収支 2
今後の2年間において、景気回復の持続とともに、世界貿易の成長も大きく加速されるかも知れません。
しかしながら、いくつかの問題が地平を暗くしています。
景気回復の力強さとその広がりが貿易の動向に大きく影響します。
特に問題は欧州の景気見通しであり、欧州に急成長がみられないとすれば、欧州経済が他の先進市場経済国よりも開放されていることを考える乏、世界貿易に悪影響を与えるでしょう。
現時点においては、欧州経済の成長率が今後2年間に大きく加速されるかどうかはいまひとつ明らかではありません。
開発途上国の輸入は厳しい外貨不足の制約を受けており、輸出収入が十分増大しないかぎり、開発途上国が世界貿易の拡大に寄与することはできません。
ほとんどの開発途上国にとって、輸出の数量および価格が輸入を大きく拡大できるほどに上昇する見込みはありません。
欧州諸国の限られた景気回復に加え、近年、保護主義的行動が増加しています。
・・・このような保護主義の脅威に対処できなければ、開発途上国の輸出はさらに悪影響を受けるでしょう。
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